宅建・独学におすすめの市販テキスト本

宅建士独学受験・独学におすすめの市販テキスト本

 

宅建のテキスト、どれを使えばいいのだろう?


 

自分に合った教材で勉強すると学習効率が高まり、短期間で合格できます。教材選びで結果が変わってくるといっても過言ではありません。

 

この記事では、独学で宅建士試験にチャレンジする方向けに、おすすめする「市販テキスト」をについて、特徴と使い方を詳しく解説します。

 

テキストの選び方と使い方

市販テキストを使って独学するときのコツは、ステップにあわせてテキストを変えていくのがポイントです。

 

宅建独学のステップ
  1. わかりやすい基礎テキストで全体像を掴む
  2. 情報整理テキストで、試験に出る知識を正確に憶える
  3. 直前期には宅建士試験対策の雑誌等で法改正・統計などを確認する

 

これさえやれば絶対に合格できる、というテキストを使って勉強してもかまいませんが、経験上あまりおすすめしません。

 

最初にハードルを上げてしまうと、途中で挫折したり、無意味に苦手意識をもってしまい、結果的に合格できない確率が高くなるからです。

 

 

学習初期は、とにかくわかりやすいテキストを使いましょう


 

以下で独学におすすめの市販本を紹介しますが、大前提として自分が読んで理解ができるテキストを探すことが大切です。

 

また、宅建士試験の出題分野は「権利関係」「宅建業法」「法令上の制限」「税その他」のう4分野にわかれています。

 

合否を分けるのは、配点の多い権利関係と宅建業法です。この2分野がマスター出来れば、ほぼ合格できると言っても過言ではありません。

 

 

学習初期におすすめの権利関係のテキスト

では具体的に、独学におすすめの市販テキストを紹介していきます。

 

権利関係は民法が出題の中心になりますので、必ずしも宅建士試験用のテキストでなくても、わかりやすい民法のテキストを探すということが重要です。

 

うかる! マンガ宅建士入門シリーズ

 

 

文字だけより絵が入っていたほうがわかりやすいのは間違いがありません。

 

マンガから入るというスタンスの宅建士のテキストは、昔から数多くありますが、最近のトレンドのタッチで、わかりやすく書かれているのがこの1冊です。

 

最初の導入としては、権利関係はとにかくイメージを持つということが大事です。イメージを持つために(漫画が苦手という方以外には)大変おすすめできる1冊です。

 

 

宅建士試験の全体の科目が載っているので、宅建業法や法令上の制限も掲載されています。

 

マンガで書かれているので、権利関係だけでなく、他の科目についても全体をイメージすることができます。

 

 

民法がわかった

 

 

宅建士試験受験者や大学に入ったばかりの法学部生などに幅広く読まれている伝統の民法の入門書です。「わかりやすさ」がうりの1冊です。

 

何度も重版を重ねて売れ続けていることから、安心の名著として読むことができます。

 

 

2020年以降に宅建士試験では、民法改正の内容も出題されるため、こちらの本も一読するとよいです。

 

この2冊を読めば、宅建試験に必要な民法の基礎知識は十分カバーすることができますよ。

 

 

合格しようぜシリーズ(音声30時間付き)

 

合格しようぜシリーズは、書籍を買うと講師による音声講義を聴くことができます。

 

宅建業法は最初は「宅建業者と宅建士はどう違うのか」「代理や媒介ってなんなのか」などつまずいてしまうところがあります。このような点について、講義がついているとスラスラ理解していくことができます。

 

自分で勉強をしていると、ちょっと気になってしまうところを講義で解説してくれるのが講義付きテキストの良いところです。

 

また、このテキストの分量であれば中級~合格レベルのテキストとしても利用できますので、とてもお得です。

 

 

学習中期~試験直前期のおすすめテキスト

 

 

ぼんやりと全体像を把握したら、知識をまとめていきましょう。


 

基礎的なテキストを読んでイメージができあがったら、宅建士試験本番で出題される知識をまとめているテキストが大事になります。

 

初学者向けのテキストでは、テーマごとにポイントが書かれています。例えば権利関係ならや「虚偽表示」や「代理」などテーマごとに分けて書かれているのです。

 

しかし、試験本番では虚偽表示と代理と177条の対抗問題などの知識が、いわば、「ごちゃごちゃに混ぜられて出題」されます。(横断的な出題となります)

 

 

 

ただ、「ごちゃごちゃに混ぜられて出題」とは言っても、なんの脈絡もなく出題されるわけではありません。出題者は、一定のテーマに沿って作問するからです。

 

そこで、ひととおりの知識とイメージを持つことができるようになった学習中期から試験直前期までは、宅建士試験でよく出る知識を横断的にまとめているテキストの利用が効果的です。

 

以下では、学習中期から試験直前期まで使える知識の横断整理があるテキストを紹介していきます。

 

 

パーフェクト宅建の基本書(宅建用語・判例ナビ付)

 

 

文字を読んで整理したい方はこれ


 

 

通称、「パー宅」と言われているテキストです。パーフェクト宅建は、宅建士試験合格に必要な知識はすべて網羅していると言っても過言ではないほどの情報量です。

 

パーフェクト宅建で知識を横断的にまとめて記憶していけば、情報量としては十分すぎるでしょう。

 

ただ、やや知識が多過ぎるので好き嫌いはありますが、より確実に合格するために知識を整理したいという方には、とてもおすすめします。

 

 

宅建士 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート

 

 

図表を使って整理したい方は、合格(うか)るチェックシート


 

 

試験でよく出るところを、素晴らしく丁寧にまとまった図で整理されています。

 

時間がない場合などは、この1冊を試験前に丸暗記しておくだけでもある程度対応できる良いまとまりです。

 

もちろん、しっかりと基礎知識を身につけてから、試験直前期に復習すれば、試験でよく問われる点を効率的に見直して、合格可能性が確実に高まります。

 

ただ、図で覚えるという学習があまり得意ではないという方には、そもそも向かないという問題点があります。相性が合えば直前期でも爆発的な効果が期待できる1冊です。

 

 

独学の場合に読んでおきたい本

 

独学の場合、圧倒的に最新情報が不足してしまいます。特に、法改正情報と統計(その他で1問出題)に関する知識が不足してしまいます。

 

そこで、試験直前の時期(毎年4月以降)に発売される法改正や統計に関する最新情報は上記のような本の最新版を入手して必ず確認しておきましょう。

 

 

まとめ

独学でも宅建士は合格可能です。ただし、勉強のやり方・進め方によっては合格まで時間がかかってしまうので、ステップに注意しましょう。

 

宅建独学のステップ
  1. わかりやすい基礎テキストで全体像を掴む
  2. 情報整理テキストで、試験に出る知識を正確に憶える
  3. 直前期には宅建士試験対策の雑誌等で法改正・統計などを確認する

 

こういった流れで知識をインプットをし、並行して問題演習を必ずすること(問題演習・問題集については別の記事で書きます)しっかりとすれば、独学でも宅建士合格は十分可能です。

 

予備校を利用しないとしてもコツコツと知識を入れて、演習をしっかりとする。これが、がしっかりできれば、宅建試験は合格できますので頑張ってください!

 

 

各分野毎の勉強方法については、以下の記事にまとめているので、ぜひ参考にしてください。